2021年5月に国が策定した「みどりの食料システム戦略」。
持続可能な食料システムの構築に向け、中長期的な観点から環境負荷軽減のイノベーションを推進する旨の方針が公表されました。その「目指す姿」への取り組みとして、JAいわてグループは岩手県の「岩手県環境負荷低減事業活動に関する基本的な計画」を包括したうえで、県下7JAと一体となり「純情産地いわて『みどり戦略ビジョン』」を策定しました。
「みどりの食料システム戦略」公式サイト
純情産地いわて「みどり戦略ビジョン」具体的な施策はこちらから
純情産地いわて「みどり戦略ビジョン」パンフレット(PDF/4.7MB)
カーボンニュートラルに向けた温室効果ガスの抑制や、園芸施設および農業機械の石油燃料利用の削減をはかるため、スマート農業などの新しい技術・手段を活用し「脱炭素」に向けて具体策を実行します。
化学肥料・農薬の使用量低減に向けて、特別栽培の継続や未利用資源の活用、耕畜連携強化による堆肥利用など、輸入原料に大きく依存しない手法を確立・実践し「環境保全」に寄与します。
GAP認証取得や農作物の栽培技術向上に取り組み、将来に繋げる「持続可能な農業生産」の構築を目指します。
第Ⅰ期 令和5年度~令和7年度
第Ⅰ期の3年間の取組総括後に以降の取り組み内容等を協議します。
Z-GISは全農が開発した営農管理システムで、エクセルに記録した圃場情報をインターネットの電子地図と紐づけることで効率的な営農管理を実現しました。
使用ツールがエクセルのため、自由に管理項目を設定でき、記録した情報をわかりやすく地図上に示すことができます。
また、パソコンのほかスマートフォンやタブレットからも利用可能なため、圃場にいながらデータ入力を行うことができます。作業日報としても使用できるシステムで、いつでも・どこでも簡単に情報共有をすることができます。
V-NeKHsとは、国土地理院が全国設置している「電子基準点」とJA全農いわてが設置した「仮想基地局」をもとに位置測位情報を算出し、そのデータを農業機械(トラクターや田植え機など)に受信させるシステムです。誤差2~3センチという固定基地局と同等の精度の高さも特徴で、この配信サービスを活用すると農業機械での熟練者並みの作業が可能となります。V-NeKHsを活用するには自動操舵機能システムが付いている農業機械が必要ですが、既存の農業機械に自動操舵システムを後付けしてV-NeKHsを使用することも出来ます。
JA岩手県中央会 農業担い手サポートセンターTEL 019-626-8524
JA全農いわて 営農支援部 営農支援課TEL 019-601-2916