いわての農業を継承し、
価値を高め、未来へ繋げる。
生産者とともに、その想いを
消費者の食卓へと広げる。
地域社会の一員として強く根を張る。
上記の経過を踏まえ、JA全農いわては各部において、
具体的取組目標を2つ設定し、事業と連携した取組を進めています。
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本会とJAいわて中央、クボタアグリサービス株式会社は、令和6年5月24日、水稲品種「銀河のしずく」の圃場で栽培管理支援システム「ザルビオフィールドマネージャー」と営農支援システム「KSAS」の連携機能を利用した可変施肥の実演会を実施しました。両システムの連携を活用した可変施肥の実証は県内で初となります。
可変施肥は、作物の生育や土壌養分などのばらつきに合わせて、圃場の状況に応じた施肥をおこなう技術で、両システムの連携によりザルビオで作成した可変施肥設計をKSASに移行し、対応するクボタ社の田植機で可変施肥作業を実施することが可能となりました。
この日は、ザルビオの過去15年分の衛星データからAIが地力のばらつきを推定した「地力マップ」をもとに可変施肥マップを作成し、可変施肥をおこないました。参加者は田植機に同乗し、モニタ上に表示される施肥量が可変施肥マップの設計どおり変化することを確認しました。
今後は均一施肥と比較した生育ムラ調査と収量調査を行う予定です。実証を積み重ね、生産者の方が安心して導入できるよう取り組みを進めてまいります。
本会は令和6年3月5日、紫波町にある「JA全農いわて先進園芸実証農場」で竣工式を開催しました。竣工式には、伊藤清孝JA岩手県五連会長や照井富也岩手県農林水産部農政担当技監など関係者およそ30人が出席し、神事の後に、ピーマンの苗を定植する「栽培はじめ」のセレモニーを実施しました。
本会では、「2030年のあるべき姿」を策定し、中山間地域での施設栽培による集約的高収益園芸品目の生産拡大を推進しています。生産者の減少や拡大する耕作放棄地、昨今の気象状況などによる生産基盤の弱体化が危惧されるなか、生産者の安定生産・安定収入と純情産地いわての園芸生産拡大を目的に実証農場を設置しました。
本施設は、栽培ハウス2棟(929㎡)と作業ハウス1棟(162㎡)で、県内初となるピーマンのヤシ殻による養液隔離床栽培と排液リサイクルシステムを導入し、3月から実証を開始しました。3月下旬にピーマン苗の定植を行い、4月下旬から12月にかけて収穫を実施。ハウス2棟で栽培し、県内の年間平均収穫量の2倍にあたる10a当たり収量20tを目指します。
岩手県牛乳普及協会とともに、毎日給食で飲んでいる牛乳や酪農への理解醸成を図ることを目的に、酪農出前教室を開催しています。令和5年度は、6月から11月までの間に県内小学校計24校で実施しました。出前授業(教室)と青空教室(乳牛とのふれあい)を実施しています。
JAいわて中央畜産部会養豚専門部会とともに、紫波地域の小・中学校へ豚肉2頭分を無償提供しました。それに合わせて同専門部会は養豚への理解を深めてもらうため、令和5年11月14日に紫波町立古舘小学校の3年生を対象に出前授業を行いました。
部 | 取組目標 | 関連する Goal No |
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米穀部 | 銀河のしずくの生産拡大に伴う安全・安心な食糧の安定供給 |
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「環境にやさしい精米袋への移行」の支援やSDGsに対応したノベルティ作成 |
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営農支援部 | スマート農業における各種技術の実装推進 |
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多様な労働力支援の実施(パートナー企業連携等) |
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園芸部 | 栽培技術の向上による経済生産性の高い農業の支援 |
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産地から消費地までの安定的な食料供給に資する基盤整備(青果) |
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畜産酪農部 | 農業・食・環境の重要性について学ぶ食農教育 |
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産地から消費地までの安定的な食料供給に資する基盤整備(肉・生乳) |
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生産資材部 | 被覆肥料の代替施肥技術普及 |
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ICT農機具の普及促進 |
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広域事業 | 環境に配慮した農業施設の整備(施設) |
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環境に配慮したCO₂排出低減機器の推進と周知拡大における活動の実践(エネルギー) |
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管理部 | 「純情産地いわて」の魅力を発信する広報活動と地域発展への貢献 |
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働きがいのあるストレスフリーな職場環境の構築と質の高い研修の実施 |
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