6月14日時点の生育状況は、葉数から見て平年並みの生育進度となっており、草丈はやや長めで、茎数は平年よりやや多くなっております。5月8日、9日にかけて移植した一部の圃場では、5月10日の低温と強風により生育に遅れが生じておりましたが、好天が続き日照時間を確保できたことから、現在は回復しております。
気温が高く経過したことにより、圃場によってはヒエ・ホタルイ・クログアイ等の雑草や藻・カナの発生が散見されますが、生育は順調に進んでおります。
【撮影地/奥州市水沢】
【撮影地/奥州市水沢】
育苗は概ね平年並みに推移しましたが、高温による影響で苗ヤケや細菌病が散見されました。また、育苗後半にかけて強風による変色が見られました。ひとめぼれを中心とした全体の移植始期は5月4日、盛期12日、終期19日です。金色の風の移植はコンタミ防止対策もあり、早い時期に行っております。しかしながら、5月8日、9日にかけて移植した一部の圃場では、10日の低温と強風により、生育停滞しています。育苗期間中に苗を伸ばし過ぎた生産者が多く、軟弱徒長ぎみとなり、影響を受けたと考えています。報告日現在、調査圃場では、順調に活着し葉齢の進展が見られます。
【撮影地/奥州市水沢】
【撮影地/奥州市水沢】