2024年8月26日共同購入コンバイン納品セレモニーを開催しました!
本会とJA岩手ふるさとは8月7日、株式会社JA岩手ふるさと農機サービス前沢農機センター(奥州市)で「共同購入コンバイン納品セレモニー」を開催しました。同農機センター及川勝徳所長、本会生産資材部農業機械課の及川将司課長など関係者が出席し、岩手県内での購入者第一号となった菊地弘朗さん(奥州市)へ贈呈式を行いました。その後、ヤンマーアグリジャパン株式会社東北支社の阿部敏課長が、コンバインの操作説明を行いました。
納品セレモニーの様子
(左から、本会及川課長、購入者第一号となった菊地さん、前沢農機センター及川所長、ヤンマーアグリジャパン株式会社東北支社の阿部課長)
ヤンマーアグリジャパン株式会社東北支社の阿部課長が、コンバインの操作説明を行いました。
「共同購入」とは、JAグループが全国の生産者のニーズを取りまとめてメーカーに製品開発を依頼し、それを一括発注・購入をする取り組みです。メーカーの製造・流通を効率化することで価格を抑え、生産者の農機導入コストを低減させるといった効果があります。これまで2018年に大型トラクター、2020年に中型トラクターの共同購入を行なっており、第三弾となる今回は、7299件に上る⽣産者アンケート結果にもとづいたニーズ分析と農業者団体との協議を踏まえ「機能を厳選した低価格コンバイン」の開発を農機メーカー4社に要請。性能・仕様の検証や見積比較の結果、ヤンマーアグリ株式会社のYH448AEJUが共同購入機として選定されました。
同機は、4条刈り50馬力クラスのコンバインで、同クラスの既存機種と比較し15~18%の価格引き下げを実現しています。車体水平制御、常時駆動方式(FDS)、自動こぎ深さ制御などの機能に加え、エンジン回転制御(オートデセル)や手こぎ安全装置なども装備し、無給油で概ね1日作業できる43リットルの燃料タンクも搭載しています。
購入者第一号の菊地さんは「これまで使っていたコンバインが更新時期を迎え、故障が頻発していた。そんなときに共同購入のお話をいただき、今までのコンバインと機能に遜色がないことや、なにより価格が安いことにメリットを感じて購入を決めた」と話しました。
購入者第一号となった菊地さん
本会の及川課長は「この取り組みによって低価格モデルに対する需要の高さを各農機メーカーにアピールし、開発の促進や取り扱いの拡大につなげたい」と意欲を見せました。
共同購入の取組は第1弾、第2弾ともに好評で、目標を上回る台数を出荷しており、今回も、取扱台数は1,000台(期間:2024年4月~2027年9月)を計画しています。購入特典は付保内容が共済期間5年、死亡共済⾦200万円の特定農機具傷害共済、JAオリジナルヘルメットなどがあります。申し込みの〆切は2027年5月末日です。お問い合わせは近隣のJA農機センターまでお願いいたします。