2024年7月1日東北初の輸出認定取得 EU等向け「いわて牛」出荷式
株式会社いわちくは、4月10日に東北で初の欧州連合(EU)への輸出認定を取得し、全部で43の国・地域への輸出が可能となりました。
これを記念して、5月28日に株式会社いわちくにて、EU等向け「いわて牛」の出荷式を開催し、生産者や関係機関など約30名が出席して今後の輸出事業の飛躍を祈願しました。令和6年度は輸出用製造量400トンを目指します。
当日は、株式会社いわちくの伊藤清孝会長から、記念すべき初出荷の生産者となった株式会社畠山畜産の畠山満正社長へ記念品が贈呈されました。畠山社長は「『牛さんありがとう!』という気持ちを忘れずに、今後も健康な牛を育てられるようがんばりたい」と笑顔を見せました。
その後、関係者一同でテープカットを行い、EUに輸出される「いわて牛」43キロを積んだトラックを見送りました。
株式会社いわちくの藤村明智社長は「飼料高騰など畜産業を取り巻く環境は厳しいが、輸出することで和牛の価格維持に寄与できると考えている。新たにEUに販路を設けることができてうれしい」と話しました。また、EUへの牛肉輸出に向けて「いわて牛は全国肉牛枝肉共励会において日本一を11回取っていて、他県に比べても断然トップ。ヨーロッパに行っても負けないブランドだと思う」と期待を寄せました。
株式会社いわちくでは、引き続き、輸出事業を通じて「いわて牛」や県産牛肉の販路拡大と生産者の収益向上に向けて取り組んでいきます。